こんにちは!おまよです。
「デンマークって物価高いらしいけど…長期間暮らして大丈夫かな?」「お金が多めに用意できないと、留学は楽しめないかも…」 そんな不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、我慢ではなく「ちょっとした工夫」で、しっかり費用を抑えながらも、楽しく充実した留学生活を送ることができます。
今回は、私が実際にデンマークで半年間交換留学をした中で、「これは効いた!」と実感した節約の工夫を8つご紹介します!
留学してまで節約と聞くと「せっかくの留学、楽しめなさそう」と思われがちですが、工夫次第で豊かで心に余裕のある生活が叶います。
この記事を通して、「お金がないと楽しめないと思っていたけど、工夫すれば行けるんだ!」と勇気が湧いたり、「物価高だからと諦めていたけれど、やっぱりこの国に留学したい!」と一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
外食は「行くならランチ」でお得に
デンマークの外食は本当に高い…!だから、自炊生活が基本。でも、たまには息抜きに外食したくなりますよね。
私がよく行っていたのは、みんな大好き「寿司食べ放題」!(日本食が恋しくなるので、個人的にも嬉しかった!)

ただし、外食に行くタイミングで料金が大きく変わるんです。
例えば同じお店でも…
- 平日ランチ:約4000円
- 休日ディナー:約5500円
なんと約1500円の差が!
なので、私たちは「外食に行くならランチ!」を意識して、安い時間帯を狙っていました。ランチでお腹いっぱいになるので、夜は軽い自炊で済ませられたのも◎
満足感はそのままに、お財布に優しい外食が叶いました!
基本は朝から晩まで自炊!時間があるから続けられた
先ほど説明したように外食がとにかく高いので、私は週7で自炊していました(笑)
自炊すれば、日本とほぼ変わらない食費で済みます。特に野菜やパン、パスタが安かった印象!
留学中、大学の授業は週2〜3日だけで、家にいる時間が長かったので、自炊の時間もしっかり確保できました。
寮生活だったので、友達と一緒に買い物して、おしゃべりしながら料理するのが日常になっていました。料理もおしゃべりも大好きな私にとっては、自炊がむしろリフレッシュの時間でした。
外食が高いことは渡航前の情報収集でわかっていたのですが、私自身、実家ぐらしで料理はたまにしかしておらず料理初心者なことと、デンマークで日本と同じ食材が手に入るわけではないという不安がありました。
そこで、北欧といえば!のIKEAのサイトに載っていた『サーモンのトマト煮込み』をあらかじめ練習し、現地にありそうな食材で作れる料理を準備していました(笑)

ちなみに、日本と比べて冷凍食品のクオリティは微妙。特にレンチン系はおいしくない&種類も少ないです。
一方、オーブン系の冷凍食品は種類も豊富でおいしい! デンマークではオーブンを活用して、自炊をレベルアップさせるのがおすすめです!
フードロス削減アプリ「Too Good To Go」を活用
欧州で人気の「Too Good To Go(以下、TGTG)」は、閉店前のパン屋さんやスーパー、飲食店などが余った食品を安く提供する、フードロス削減アプリです。実はデンマーク発のサービスなんですよ!
TGTGの魅力はなんといっても安く、沢山の食材がゲットできることです!
量が多いので、友達と割り勘してシェアしたり、冷凍したりしておくことも多かったです。
どんなジャンルの食品がもらえるかは、ある程度事前に選べます(パンだけ、果物だけ、野菜だけ、ジャンル指定なしなど)。
その中でも人気だったのは果物ですね。いつも売り切れていました…。
なので、よく購入していたのはパンです。1袋で1週間分の朝食になるほどのボリュームだったこともあります!
TGTGのもうひとつの魅力が、食の冒険も楽しめることです!
特に日本と食事情が異なるデンマークには、私が食べたことのないような食材が沢山ありました。
例えば、普段自分では買わないようなピンク色の激甘パンが他の普通のパンと一緒に入っていました(笑)寮の仲間たちに、それがstudenterbrød(student bread, 学生パン)というデンマークならではのパンだと聞きました!
このパンは甘くて美味しくなかったので、リピートすることは二度となかったですが…
仮に美味しくなかったとしても、定価より安く試すことができたので心理的ダメージも小さめです(笑)
ちなみに、TGTGアプリは日本向けに配信されておらず、日本のApple IDではアプリをダウンロードできませんでした。なので、私は、現地の友達のTGTGアプリを使わせてもらってい、決済を自分のクレジットカードで行っていました。
贅沢も自炊で!インターナショナルフードパーティー
外食よりもコスパが良く、何より楽しくて満足度が高かったのが「インターナショナルフードパーティー」!
色んな国籍の学生と一緒に、それぞれの母国料理を作って楽しみました。 私はもちろん日本食パーティーを主催!

アジアスーパーで調味料や日本米を買って、餃子・手巻き寿司・しゃぶしゃぶ・天ぷら・カレーなどを作りました。
寿司ネタは行きつけの魚屋さんで、新鮮なサーモンとマグロを調達。 寿司やしゃぶしゃぶなど、材料費が多くかかるときは、みんなで割り勘してもらいました。
私にとっては、自炊で文化交流がデンマーク留学生活の醍醐味でした!
移動はかわいい黄色の中古自転車で!
デンマーク生活の相棒は、約2200円の中古の黄色い自転車!
大学へ行くのも、スーパーへの買い物も、近くのファノ島を一周する小旅行も、全部この子でまかないました。半年間しっかり働いてくれた相棒です。
デンマークでは、環境意識の高さからか中古市場も活発で、家具や家電、衣類まで手頃な価格で入手可能。ちなみに、私はダウンのフードがない訳ありアウターも約2200円でゲットしました(笑)
自転車を手に入れる方法は以下の3つ:
- Facebook Marketplace(難易度高め)
- 中古自転車屋さん(おすすめ!)
- 知人から譲ってもらう(運次第)
Facebook Marketplaceは日本のメルカリのような存在ですが、自転車のような大物は直接取りに行く必要があり、出品もデンマーク語が多くハードル高め。
私はデンマーク語ができないため、英語でのやり取りになってしまうことに若干気後れしてしまったので、自転車屋さんを利用しました。
帰国時は自転車をわざわざ売るのも面倒だったので、寮の子に「次に来た子に譲って上げてね〜」と鍵と自転車を託しました。
他にも同じようにしている学生がいたので、もしかしたら、同じ寮や学校の子が余った自転車を持っているかもしれません!ぜひ自転車が余っていないか聞いてみてください。
旅行はみんなで行くと安くなる!
せっかくの留学中、日本から気軽に行きづらい他の国へ旅行したいですよね。そんなときは、人数を集めて大人数で旅行するのがコツ!
私の場合は、ノルウェーとポーランドへの旅行に現地の友達が車を出してくれ、レンタカー代が浮きました!もちろんガソリン代はちゃんと払いました!
また、宿泊は基本Airbnb。大人数でシェアすれば1泊あたりの宿泊費も激安に!
大人数でシェアするAirbnbはキッチン付きばかりだったので、朝ごはんを自炊できてさらに節約に。
「旅仲間を見つけて一緒に行く」ことで、コスパがいいだけでなく、思い出も深まる旅行になります。
在留カードで美術館が90%引き?!
学生ビザで渡航すると、デンマークでは「在留カード(滞在許可証)」が発行されます。
これはEU市民の証明として使える場面もあり、EU市民として割引を受けられました。
例えば、リアルダビデ像を見るために訪れたイタリアのアカデミア美術館では、通常16ユーロの入場料がEU市民かつ25歳以下だと2ユーロに!
1ユーロ=160円計算で、約2000円近い割引に。提示したのは在留カードだけでした。
留学先や旅行先で、
- EU市民割引
- 学生/若者割引
がないかを常にチェックしておくのがおすすめです!
無料の学生イベントをフル活用!
大学が主催するイベントやパーティーが基本無料か格安で、半年の間に数回開催されました!
例えば、DJが来て大学内がクラブのようになるパーティーや、ホットドッグが無料で食べられるスポーツイベントなどなど。
それに加えて、私の住んでいた都市では、自治体が学生向けに開催していた「E1」という無料イベントが大人気!
沢山のイベントがありましたが、私が覚えているものだと以下のようなイベントに参加しました!
- 映画館貸切+ポップコーン&ドリンク付き
- 料理交流会(予算内であれば食材費無料)
- ヨガ教室
- バスで日帰り小旅行(ガイド付き)
- アイスホッケー観戦(ドリンクつき)
- ビンゴ大会
- ビアテイスティング
- ハロウィンパーティー(ピザつき)
- スカッシュ(ピザ付き)
- クラブナイト
本当にすべて無料でした。最低週に1回は参加していたので、かなり交際費が浮いたと思います。
また、ご飯付きのイベントも多かったので、食費も浮かせられました!
私は実際に現地に行ってからこの無料イベントの存在について知りましたが、無料イベントがないか、という観点で探せば、SNSなどで事前に情報を得られるしれないので、情報収集はこまめにしておくと良いかもしれないですね!
おわりに
いかがでしたか?
物価の高いデンマークでも、工夫次第で費用を抑えながら、豊かで充実した留学生活を送ることができます。
大切なのは「我慢」ではなく、「楽しみながら工夫すること」。
節約=つまらない、ではなく、工夫を通して得られる新しい発見や出会いこそが、留学をより思い出深いものにしてくれます。
あなたの留学が、少しでも安心して、そしてワクワクした気持ちでスタートできますように!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
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