こんにちは!おまよです。
現在、欧州移住という目標に向けて活動している会社員です。
なんとなく「海外移住」に憧れるけれど、行きたい国がわからないという方も多いのではないでしょうか?
移住したい国、すなわち目指す場所が明確でないと、「自分には無理だ」と挑戦する前から諦めマインドになってしまったり、移住に必要なことがわからず準備が進まなかったりしてしまいます。
そこで、今回は、せっかくの移住で失敗したくない鬼慎重派な私が、過去に10カ国以上を訪れた経験から「欧州移住」まで絞り込むことが「経験からの学び」を紹介します!
この記事を読んでいただくことで、移住先を選ぶ基準が少しでも明確になれば嬉しいです!
今回は「後編」として、移住先候補の国(都市)を理由と合わせてご紹介したいと思います!
「前編」では移住先候補から外れてしまった国(都市)を理由と合わせてご紹介していますので、まだ読んでいない方は、「前編」から読んでいただくと本記事がより読みやすくなると思います!
(私自身が撮影した写真を元に体験談をお話しているので、旅行ブログのように楽しんでいただけると思います笑)
移住先候補を探すためのこの記事の読み方
- 「その考え方とか感覚、わかる!」のように、共感できる部分を見つける→これはあなたにもあてはまる移住先を選ぶ基準の1つと考えられます!
- 「そんな考え方するんだ!私とは違う!」のように、あなたとは違う考え方を見つける→これはあなたにはあてはまらない移住先を選ぶ基準です。あなたの場合は何が選ぶ基準になりそうか、考えるきっかけにしてください!
私的に「住んでもいいかも」と思えた国とその理由
デンマーク

2023年8月〜2024年1月、交換留学で少しだけ「海外に住む」という経験ができました。
そのとき初めて「ここなら住んでも良いかも」と思えたのがデンマークです。
理由は以下の4つ。
程よいフレンドリーさ
アメリカのようにグイグイ話しかけられるわけではないですが、気軽に街の人と会話できる雰囲気がありました。
例えば、スーパーでのエピソード。
プラスチックの容器に6個ほど入ったプラムを買おうとしたら、レジのお兄さんが「これ傷んでるから、回収しとくね。別の持って帰っちゃって〜」と笑顔で教えてくれたんです。
英語の聞き間違いかと思い聞き返して確認したら、本当にそう言ってくれていて、なんだか心が温まりました。
関西のおばちゃんがおせっかいをかけてくれる感じと似ていますが、その優しさが嬉しかったですね。
また、そのいい意味での適当さ、ラフさも良いなと思いました。
他にも服屋さんでのお話です。
服屋さんでも、レジのお姉さんが「住んでるの?留学?」と話しかけてくれて、ちょっとした会話がスタート。
自分から話しかける勇気はないけれど、おしゃべりが大好きな私にとって、向こうから声をかけてもらえるのはすごく嬉しかったです。
自炊習慣
外食費が高いデンマークでは、学生だったこともあり自炊が当たり前でした。
外食は月に1回あるかどうかで、みんなで料理をして、食べて、片付けるのが日常でした。
当時、日本で実家暮らしをしていた私にとって「友達と遊ぶ=外食」という感覚が強く、「話したいだけなのにお金がかかる」と日本ではモヤモヤしていたのですが、デンマークではその感覚がなく、一緒に過ごす時間を楽しむことができました。
食卓を囲みながら過ごす時間は本当に楽しくて、日本でもこんなふうにホームパーティーができたらいいなと思いました。
治安の良さ
夜に歩いてもほとんど人も車もおらず、危険を感じることはまったくありませんでした。
変な人に出くわすこともなく、日本と同じ、もしくはそれ以上に安心して過ごせました。
他の国へのアクセスの良さ
空港までバスで90分という立地に住んでいたこともあり、半年の間に飛行機で2カ国(オーストリア、イタリア)を訪れることができました。他にも車で2カ国(ノルウェー、ポーランド)を訪れました。
隣の国に車や電車で行けるなんて、島国・日本で育った私には衝撃的でした!
国が変わると、言葉も空気もガラッと変わる。その体験が新鮮で、毎回ワクワクしました。
いつかそれが飽きるときが来るかもしれないですが、今はまだ欧州の国々を訪れた経験が少ない私にとって、他の国へのアクセスの良さはとても魅力に感じます。
一方で気になったところは「気候」
唯一気になったのは、やっぱり天気です。
雨が多く、風も強いので、髪型もメイクもすぐ崩れます。移動は自転車が基本なので、かっぱを着ていても顔はびしょ濡れに…。
また、冬は日照時間がとても短く、太陽のありがたみを感じました。
朝日で目覚めるってとても幸せなことだと思いながら今は日本で生活しています。
デンマークでの生活は半年だったので辛いとまでは感じなかったですが、長期滞在となるとちょっと不安かもしれないですね。
オーストリア(ウィーン)

オーストリアと言えば「デメルのザッハトルテ」ぐらいしか知らず、特段興味はなかったのですが、デンマーク留学中に出会ったオーストリア人の友人に連れられウィーンへ。
でも住みやすさを感じた街でした。

住めそうと思った理由は以下の3つです。
公共交通機関で自由に移動
公共交通機関が発達しており、地下鉄やバスを使って行きたい場所、どこでも行けました!
日本ぐらい綺麗ですし、東京ほどではないものの、本数も多かった印象です。
日本食の入手しやすさ
日本人が経営しているお寿司屋さんやラーメン屋さんもあり、また、アジアスーパーにも日本の食材が多く置かれていました。
個人的に明太子が大好きなのですが、冷凍明太子が売られており、テンションが上がりました!
デンマークで自分が住んでいたエリアとの比較にはなってしまいますが、デンマークのアジアスーパーに明太子はなかったので驚きました。
現地のご飯の美味しさ
私がハマったのがLeberkäse(レバーケーゼ)というソーセージです。
レバーは入っていないですよ!
スーパーのお肉コーナーで売られているのですが、その場で注文するとレバーケーゼを切って、丸いちょっと硬めのパンに挟んでくれます。

これがめちゃくちゃ美味しいです!
小腹満たしに最高で、私は滞在中毎日食べていました笑
色んなレバーケーゼがあるようなので、次訪れたら色々な味を試してみたいなと思います。
一方で気になったところは「チップ文化」
個人的に慣れないチップの習慣。
外食をするたびに、自分でサービスの価格を決めてお金を渡すって地味にストレスを感じます。
これは慣れたらストレスを感じにくくなるかもしれないので、時間が解決してくれるのかもしれません。
イタリア(ベネチア・フィレンツェ)
旅行先としても人気のイタリア。実際に「住む」目線で見ても、魅力がいっぱいありました。
住めそうだと思った理由は以下の通りです。
人のフレンドリーさ
1人旅でも全然寂しくなくて、むしろ1人旅だからこそ行く先々で現地の方と楽しく会話ができました。
ベネチアのレストランでパスタを食べたのですが、イタリア人の友人から聞いてたイタリア語の「美味しい!」スラングを使ったら、店員さんが大喜びしてくれました笑
それをきっかけに話が盛り上がり、短い時間ではありましたが、どこから来たのかなどお互いの話をして、初対面とは思えない濃い話ができました。
他にも1人で訪れていた若い中国人観光客の方もちらほらいましたが、コミュニケーションをとっておらず、個人的にもったいないなと感じていました。
現地のご飯の美味しさ、食材の豊富さ
日本で安くて美味しいイタリアンに慣れているため、パスタが「格別に美味しい!」とまでは感じなかったのですが、日本では知らなかったシンプルで美味しいご飯は沢山ありました!
特に良かったのはトラットリアという大衆食堂のようなレストランですね。「リストランテ」よりもカジュアルに楽しめるお店で、気軽にイタリアの家庭料理を楽しめました。
そこでは、ラビオリというパスタ生地の間に具が挟まった餃子のようなものや、デザートのラ・フランスの白ワイン煮込みがとても美味しかったです!
他にも、市場ではランプレドットというもつ煮込み、街中で生ソーセージが挟まっているパニーニをいただきましたが最高でした。ホテルステイだったので市場やスーパーの食材試すことはできなかったのですが、新鮮な食材を買って自炊する生活が楽しめそうだと思いました!
一方で気になったところは「治安」
日本だと信号がない横断歩道では車が止まってくれることが多いですが、イタリアでは待てども待てども止まってくれません笑
信号がない横断歩道はなかなか渡れず、ちょっと怖かったです…
まとめ
以上、前編・後編を通して私的「移住先候補から外れた国」、「あと一歩のところで移住候補から外れた国」、「住んでも良いかもと思えた国」を紹介してきました。
それぞれの国に異なる魅力があり、「住む」という視点で見ると、旅行では気づけなかったことにもたくさん気づくことができました。
まとめた結果、今のところ、私にとって外せない移住先のポイントは、「人とのつながり」と「食」だとわかりました。
引き続き他の国も訪れてみて、移住したい国のポイントの解像度を上げていきたいです!
この記事を読んで、以下は見つかりましたでしょうか?
移住先候補を探すためのこの記事の読み方
- 「その考え方とか感覚、わかる!」のように、共感できる部分を見つける→これはあなたにもあてはまる移住先を選ぶ基準の1つと考えられます!
- 「そんな考え方するんだ!私とは違う!」のように、あなたとは違う考え方を見つける→これはあなたにはあてはまらない移住先を選ぶ基準です。あなたの場合は何が選ぶ基準になりそうか、考えるきっかけにしてください!
みなさんにとっての大切なポイント、価値観に気づくきっかけになっていれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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